部下へのフィードバックとして「目的意識を持って仕事をすることの重要性」を伝えることがあるが、自分の中でなかなかしっくり来ていない。
とある同僚からこんな質問をもらった。
今回は、私なりの回答をまとめようと思う。
目次
- Q.「なぜ目的意識を持つ必要があるのか」
- A1. 目的が行動や手段に、意味や価値を与えるから
- A2. その人なりの思想や価値観が表現されるから
- A3. 手段を変えられるから
- ちなみに……
Q.「なぜ目的意識を持つ必要があるのか」
もし、私が回答するならこう答えよう。
- 目的が行動や手段に、意味や価値を与えるから
- その人なりの思想や価値観が表現されるから
- 手段を変えられるから
A1. 目的が行動や手段に、意味や価値を与えるから
別に「目的」がなくても、「行動」はできる。
ただ、行動している時点で、何らかの目的は存在しているはずだ。
「3人のレンガ積みの話」が、これをわかりやすく表している。
3人はまったく同じ作業をしているのに、持っている「意味」が違う。
それによって変化する「動くスピード」「動く量」「動きの質」「気持ちの持続性」「巻き込み力」は、少なからず変わってくるはずだ。
例:
- 早く帰りたい / この仕事を終わらせたい
- 早く完成させて、人に見せたい
- 社会に影響を与えたい
→ あなたはどの人と、一緒に働きたいですか?
A2. その人なりの思想や価値観が表現されるから
これも「レンガ積みの話」がわかりやすい。
自分で「目的」を持つことで、その人にしかない価値観や思想が表現される。
「哲学や思想はまだわからない」という人でも、
「自分がどうありたいのか」「少なくともこんな人でいたい」「こんな人にはなりたくない」という感覚は持っているはずだ。
それに紐づけられるのが、目的だと思う。
- この仕事をやる → なぜ自分がやるのか?
- なぜ、その仕事をやるのか?
「自分なりの目的」でいい。それを持ってみるだけで、行動の質は変わる。
A3. 手段を変えられるから
- ショルダーホンから始まり、iPhoneへと変わってきた携帯電話
- 手紙・文通から、SNSへ
アウトプット(手段)は変化し続けているが、その裏にある目的──
「離れた人とも繋がれる便利なもの」「人々の生活を豊かに」──は変わっていない。
(SNSが本当に人を豊かにしているかどうかは、さておき。)
高次の目的を持っていれば、手段は変えられる。
自分では変えられなくても、その目的を聞いた有識者や周りの仲間がヒントをくれる。
それが組織の強みだし、そのヒントを与えるのが上司やリーダーの役割だったりする。
今やっている手段が「非効率だ」と感じるかどうかも、ある種の目的意識(時間・時間対価値への意識)だ。
ちなみに……
目的意識を持てていない人は、怠慢なのではなく、目的を考える余白がなかったか、考え方を知らないだけかもしれない。
だからこそ、上司やリーダーが気づきを与えることが必要になる。
リーダーという存在が消えない理由もここにある。
AIに言われても、心に響かないからだ。
次は、リーダーシップについてでも書こうかな。
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