学校にいる間、ずっと100点を目指していました。
問題があれば、正解がある。
勉強すれば、点数が上がる。
テストには、必ず答えがある。
でも社会に出たとき、気づいたんです。
そもそも、問題用紙が存在しない。
正解がある世界から、正解がない世界へ
義務教育は、「正解を出す人間」を育てる場所です。
- 与えられた問いに答える。
- 上が言ったことをこなす。
- 評価される行動をとる。
それが求められてきました。
でも社会に出たら、誰も問題用紙を配ってくれません。
何が正解かも、誰も教えてくれません。
それなのに、「どうやったらいいですか?」「何が正解ですか?」と聞き続ける社会人があまりにも多いと感じています。
正解を探しているうちは、いつまで経っても動けません。
自分が決めたことを正解にする
正解がない世界で成果を出している人には、共通点があります。
自分が決めたこと、を正解にしている。
よく聞く起業家や優秀なビジネスパーソンの話として、「今あるリソースの中から最適なものを選ぶ」のではなく、「理想からリソースを作っていく」という考え方があります。
つまりこういうことです。
- ❌ リソースからの積み上げ → 「今の自分にできること」から考える → 思考がそこで止まる
- ⭕ 理想からの逆算 → 「どうなりたいか」を先に決める → 必要なものを集める
リソースから考える人は、知らないうちに自分でキャップを作ってしまいます。
ノミと茹でガエルが示すもの
ノミのジャンプ力は、その身体の何十倍もあります。
でも蓋をされた瓶の中で育てたノミは、蓋を取っても、その高さまでしか飛ばなくなります。「自分の限界はここだ」と思い込んでしまうんです。
茹でガエルの話は有名ですが、熱いお湯にカエルを放り込むと飛び出そうとする。
でも冷たい水からじわじわ温めていくと、気づかないまま死んでしまう。
人間も同じです。
環境に必ず染まる生き物で、じわじわと自分を蝕んでいるものに、なかなか気づけません。
義務教育で「正解を出すように仕向けられてきた」環境の中にいると、社会に出たときに困ります。僕自身も、そのような苦しさを経験しました。
学校にいるときから、部活をしているときから、
「目的は何か」「どこにリソースを集中させれば理想に近づけるか」
を考える習慣をつけておくべきだった、と今は思っています。
AIが100点を取れる時代に、人間に必要なこと
AIが東大の入試に合格できるレベルになってます。
これだけAIが賢くなってきた今、知識や情報を持っているだけでは差がつきません。
勉強ができることや、知識が豊富なことは、なんの価値も生まなくなくなるかもしれません。
100点の答えを出すことは、AIにもできるようになってきています。
だとすれば、人間に求められるのは何か。
それは、「問いを立てる力」と「意思決定力」 だと思っています。
ただ、問いを立てる前に、まず必要なことがあります。
「自分はどうありたいのか」を決めること。
どうありたいのかが決まって初めて、「なぜこれを解かなければいけないのか」という問いが生まれます。
その問いがあって初めて、「どう解くべきか」という戦略が立てられる。
義務教育は「与えられた問いを解く」場所でした。
でもこれからは、問い自体を自分で作れる人が、圧倒的に強くなります。
具体的には、こういう順番です。
- どうありたいのかを意思決定する(理想を先に決める)
- 問いを立てる(「なぜこれを解くのか」「どう解くべきか」を考える)
- 具体的なHowはAIに任せる
正解を探すのではなく、理想を自分で決める。
その理想に向かって、どう戦うかという問いを立てる。
そして、具体的な実行はAIを使い倒す。
これが、これからの生き方だと僕は思っています。
60点でいい、ただし「自分で決めた正解」をスピード感を持ってやること
誤解してほしくないんですが、100点を諦めようと言いたいわけではありません。
「社会が用意した正解(100点)」を目指すのをやめよう、という話です。
60点でもいいから、自分なりの答えをスピード感を持って動かしていく。
正解を探し続けて立ち止まるくらいなら、自分で決めた60点を今すぐ走らせる方がずっといい。
そして、これが大事なんですが、自分で決めたことを正解にしていくと、それが必然的に100点になっていきます。
一種の自己暗示です。
「これが正解だ」と決めてコミットした人間は、その道を正解にするために動き続けます。
迷わないから、スピードが出る。スピードが出るから、改善のサイクルが速くなる。
結果として、他人が探し続けた「正解」よりも高い場所に辿り着く。
逆転を狙わなくていいわけじゃない。
「正解」というものを、自分で定義していいんです。
最後に
この発信は、僕の根幹でもあります。
僕がこういう働き方や考え方を発信するのは、
- 将来の家族のために素敵な時間を投下できるようにしたいから。
- 子どもがやりたいと言ったことを、ちゃんとできるように資産を作りたいから。
- 金銭的な豊かさと、時間的な豊かさを両方作ることが必要だと思っているから。
これから社会に出る人たちも、今働いている人たちも、必ずぶつかるのが 「問いを立てる能力」と「意思決定力」の2つです。
義務教育で与えられた正解を解くための教育ではなく、自分で正解への問いを立て、自分で正解を意思決定できる力をつけていく。
そのための発信を、これからも続けていきます。




